平成29年9月定例議会 報告



嘱託職員の酒気帯び運転による事故について

 先月26日、南有馬衛生センターの嘱託職員が酒気帯び運転により事故を起こし、逮捕されるという不祥事が発生しました。

5月にも同様の不祥事があり、再発防止に取り組んできた中で、再びこのような事故が起きたことに対し、強い憤りを覚える一方、市長としての責任を強く感じております。

 事故の被害に遭われた方は勿論のこと、市民の皆さま、議員の皆さま方に対しましても、再び多大なご迷惑をおかけしましたことに、心から深くお詫び申し上げます。

 私は、再三にわたり綱紀粛正の徹底を求めてきた中で、再びこのような不祥事により、市民皆さま方に対しまして、市政への信頼を大きく失墜させたことの責任を重く受け止め、また、その責任の所在を明確にするため、今定例議会に私自身の給料を、1か月間10パーセント減額する条例案を提案しております。

 私をはじめ、市役所で働く全職員で常に緊張感を持って職務に専念し、一丸となって市民皆さまの信頼を回復できるように取り組んでまいります。

世界遺産登録に伴うイコモス現地調査について

 次に、世界遺産登録を目指しています「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のイコモスによる現地調査が、9月4日から 14日までの日程で実施されています。本市においては、9月5日の午後から原城跡の調査が行われ、世界遺産の推薦書どおりの保存管理がなされているか、史跡の価値や歴史が世界遺産登録に相応しいかどうかなど、調査員による厳しいチェックが行われました。本市といたしましては、これまで南島原市世界遺産登録推進本部や、市民の皆さんで組織されている南島原市世界遺産市民協働会議を中心に、現地調査の準備を進めてまいりました。調査前には、多くの市民の皆さまによる清掃活動も行われるなど、万全の態勢で臨んだ結果、スムーズに原城跡の調査を終えることができました。この場をお借りしまして、関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。調査の結果は、来年の5月頃、イコモスによる勧告がなされ、夏に開催される世界遺産委員会で登録の可否が決定される予定となっています。今後も世界遺産登録を活用したまちづくりを進め、地域振興を図ってまいりたいと考えていますので、議員の皆さまをはじめ市民の皆さまには引き続きご協力のほど、よろしくお願いいたします。

九州北部豪雨について

 去る、7月5日から発生しました九州北部豪雨につきましては、福岡県朝倉市をはじめ、福岡県、大分県に大きな被害をもたらしました。あらためまして、犠牲となられました方々のご冥福をお祈り申し上げ、被災された皆さまに対しお見舞いと、被災地の一日も早い復興を衷心よりお祈り申し上げます。7月には、市と市社会福祉協議会との共催により、特に被害の大きかった福岡県朝倉市を支援するためにボランティアバスを計5回運行いたしました。総勢104名のボランティアの皆さまにご協力いただき、この場をお借りしまして、感謝申し上げます。また、先般の議員全員協議会でご説明いたしましたとおり、本市から、福岡県朝倉市、東峰村、大分県日田市に義援金をお送りしております。

農林水産関係の災害について

 次に、7月、8月の豪雨による災害についてですが、現在、農地44か所、農業施設16か所について、現地を確認し、県へ補助災害申請の手続きを行っております。関係の皆さまには、営農等を行っていくうえで、大変ご苦労されていることと存じますが、今回計上しております災害復旧費約1億3千万円に対する予算の議決をいただいた後、国、県の認定を得られ次第、早急に災害復旧工事に着手していきたいと考えております。また、九州北部豪雨による影響で、倒木等が有明海に流出し、漁業操業に支障が生じる等、大きな問題となっておりますが、国や県と情報交換しながら、漂着物の収集、処分に取り組んでおります。8月末までの処分量については、約10トンとなっており、今後も必要に応じ取り組んでまいります。

宮中献穀事業について

 次に、宮中献穀事業の一つの節目となる行事「青田祭」につきましては、8月2日、関係者出席の下、滞りなく終了されたところでございます。今のところ風水害や害虫などの被害もなく、10月9日には、実った稲を刈り取る儀式である抜穂祭が行われる予定でございます。

企業誘致について

 次に、6月30日、旧山口小学校にオープンいたしました「セラク南島原農業IT研究所」につきましては、その後、順調に事業を進められており、現在、地元農家と連携し、ビニールハウス内の気温や湿度、映像などをデータ化し、それを基に農作物の管理を行う実証実験が行われていると伺っております。このような技術が確立されますと、ゆくゆくは、新規営農者や異業種からの農業参入も見込めるものと考えており、今後の取組に期待をしているところであります。

国際交流員の退任・着任について

 次に、平成24年から5年間、本市の国際交流員として勤務していただいた(ディシェンツァ・)フランチェスカさんが8月5日をもって退任されました。フランチェスカさんは、イタリア文化講座や語学講座などの取組を通じ、市民の国際感覚の醸成等に貢献していただいたほか、特に、昨年11月にイタリア・キエーティ市との友好都市締結に大変尽力していただいたところでございます。

 また、フランチェスカさんの後任として、8月3日に、イタリアから、(マグリャーニ・)サラさんを招致いたしました。

 サラさんは、本市における取組として、「イタリア文化を学べるイベント開催」「観光客用のパンフレット作成」など、豊富なビジョンを持っていただいており、今後の活躍を大いに期待しているところでございます。

天草市との交流連携協定の締結について

 次に、8月10日、熊本県天草市と「交流連携に関する協定」を締結いたしました。これは、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産を有する本市と天草市が、位置的な優位性を活かしながら、観光を軸とした連携事業の実施による交流拡大や地域活性化を目指し、締結したものです。

 今後は、まず、世界文化遺産登録候補の構成資産である「﨑津集落」と「原城跡」を巡る周遊プランの作成や各種イベントへの共同出店などを計画しております。更に、お互いの地域特性を生かした取組により交流人口の拡大はもとより、雇用の創出にもつなげていきたいと考えているところでございます。

心のふるさと交流事業について

 次に、「心のふるさと交流事業」として、8月22日から26日まで、4泊5日の日程で市内各中学校から選ばれた生徒24名を宮城県南三陸町へ派遣いたしました。

 子供たちは、被災地の現状・復興の状況を自分の目で見たり、ボランティア活動や南三陸町の子供たちとの心の交流を行うなど、大変貴重な体験をしてまいりました。また、今回の被災地での活動を通して、災害の恐ろしさと災害予防の重要性も学んできたことと思っております。




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