福江-佐世保高速船就航へ – 長崎新聞



福江−佐世保に就航予定の高速船「ありかわ8号」(五島産業汽船提供)
福江−佐世保に就航予定の高速船「ありかわ8号」(五島産業汽船提供)

 五島産業汽船(新上五島町、野口順治社長)が五島市福江島と佐世保市を高速船で結ぶ定期航路の開設準備を進めていることが24日、分かった。5月1日就航に向け、九州運輸局佐世保海事事務所に許可申請中。同局長崎運輸支局によると、福江−佐世保での航路開設は認められれば、記録が残る1949年以降、初めてとなる。

 同社によると、当面は高速船「ありかわ8号」(58トン、79人)が1日2往復する予定。片道の所要時間は1時間55分。来年8月ごろには2隻態勢、計4往復への拡充を目指す。

 片道運賃は中学生以上5800円、小学生以下2900円、未就学児は大人1人につき1人無料−と設定。4月施行の国境離島新法による運賃低廉化が適用されれば、それぞれ半額程度になる。

 新法に加え、両市に構成資産がある「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録も期待される中、観光客の増加を見込み新規航路開設を決めた。初年度は年間約3万5千人の利用を見込む。

 他航路と組み合わせて両市と新上五島町、長崎市の構成資産を巡る周遊旅行商品も計画中。同社グループ全体で船員など10人程度の新規雇用を検討している。

 同社は現在、新上五島町と佐世保市間でフェリーと高速船、同町と長崎市間で高速船を運航している。

 野口社長は「地元選出の国会議員らの努力で国境離島新法が成立した。島の公共機関を担う立場として交流人口拡大に努めたい」と話している。




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