外来バチ駆除が効果 巣の数、前年度比81%減49個 対馬市 [長崎県] – 西日本新聞



 繁殖力が強く、生態系に影響を及ぼす特定外来生物ツマアカスズメバチが対馬市で生息域を広げている問題で駆除に取り組んできた環境省と市は4日、本年度発見した巣の数が前年度比約19%の49個と大幅に減ったと発表した。「駆除の効果があった」として、新年度も駆除に取り組む方針。

 環境省と市は昨年4月、巣作りと繁殖をする女王バチを駆除するため、2リットルのペットボトルに誘引液を入れたわな2424個を、住民の協力を得て市内各地の木の枝などにつるして捕獲する作戦を初めて展開。7千~1万2千匹(推計)を捕獲した。

 環境省と市は同日、同市豊玉町と上県(かみあがた)町で説明会を開催。参加者計約50人に駆除実績を報告し、わなの作り方を解説した。4月中旬から5月中旬にかけて、わなを設置する方針。

 環境省の高辻陽介自然保護官は「女王バチは春から営巣するので、駆除の手を緩めず春先にわなを設置したい。住民に協力をお願いしたい」と話す。

 ツマアカスズメバチは、中国などに多く生息し、2012年、国内で初めて対馬市で確認された。体長は2~3センチで全体的に黒っぽく、養蜂で使われるニホンミツバチを襲い、養蜂業への影響も懸念されている。13年度に巣が56個、14年度に150個、15年度は259個が発見された。

=2017/03/05付 西日本新聞朝刊=

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