松浦市 新開発のゼリー状ヨウ素剤、鷹島の3歳未満に – 佐賀新聞



 松浦市は12日、原発事故時に甲状腺被ばくを防ぐため服用する安定ヨウ素剤について、玄海原発から最短約8.3キロの距離にある同市鷹島町の3歳未満の乳幼児に対し、新開発されたゼリー状の薬剤を事前配布する方針を示した。鷹島町以外の乳幼児向けは避難所などに備蓄する。

 同日の市議会一般質問で明らかにした。

 安定ヨウ素剤はこれまで錠剤や粉末しかなく、3歳未満が服用するには薬剤師らがシロップに溶かして飲ませる必要があったが、ゼリー状にすることで直接服用することが可能になったという。

 市によると、今年3月末現在、鷹島町の3歳未満の人口は35人、同町以外は501人。ゼリー状の安定ヨウ素剤は今月以降、国が県を通じて原発から半径30キロ圏内の自治体に3歳未満の乳幼児分を配備する計画。

 このうち各世帯への事前配布は国の指針では5キロ圏が対象。しかし、鷹島町の住民が鷹島肥前大橋経由で島外に避難する場合は、いったん原発に近づくことから5キロ圏と同等の対応が必要と市は判断した。世帯への配布は10月以降になる見通し。3歳以上の同町の住民には昨年8月から従来のヨウ素剤を配布している。

 ゼリー状の安定ヨウ素剤は、玄海原発から30キロ圏内に全域が入る松浦市のほか、一部が入る佐世保、平戸、壱岐3市にも配備される。(長崎新聞提供)




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