(食紀行)身はこんもり 座布団サイズも ヒラメ@長崎県平戸市 – 朝日新聞



【動画】ヒラメは刺し身やお茶漬けに=金子淳、渡辺純子撮影

 朝焼けの長崎県平戸市の志々伎(しじき)漁港。栗山鎮任(しずとう)さん(77)の漁船がエンジン音を響かせ、西へ向かった。狙いは今が旬のヒラメだ。

 約50分後、朝日が昇るころ、五島列島との間でいかりを下ろした。数日前に仕掛けた刺し網を、息子の信吾さん(46)と2人で上げる。「ほいきた!」。青い網にからまったヒラメが現れた。「夕べかかったとですよ。傷んどらんでしょ」。栗山さんが網から外そうとすると、ヒラメは大きく口を開けた。鋭い歯がのぞく。「かまれたら手袋が破れる」。慎重に網を包丁で切り、暴れるヒラメを船のいけすに入れた。これは2キロ超。座布団のように大きい8キロ超の「座布団ヒラメ」もかかるという。

 ヒラメは回遊魚。脂がのる産卵期の1~3月、平戸沖にやってくる。周囲より水深が浅く、餌となるイワシやイカが多いからだといわれる。「餌ば腹いっぱい食べて、潮の中でよく動きよるから、脂がのって身が厚いんです」と志々伎漁協の大谷浩総務課長は言う。

 平戸でヒラメ漁が盛んになった…

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