親子で楽しむストライダー – 長崎新聞



昨年11月に開かれたレースの様子=大村ボートレース場(CRANK提供)
昨年11月に開かれたレースの様子=大村ボートレース場(CRANK提供)

 ペダルとブレーキがなく、足で地面を蹴って進む幼児向けの二輪車「ストライダー」のレースが全国各地で開かれ、盛り上がりを見せている。幼児の足腰が鍛えられ、補助輪なしの自転車に乗れるようになる訓練にもなることから、ここ数年で市場が拡大。県内では唯一、大村ボートレース場(大村市玖島1丁目)で「Kodomo to Chari」が定期的に開催され、親子連れが集う人気イベントとなっている。

 米国発のストライダーは、2歳児が子ども用の自転車に乗れるようにと、自転車のパーツを外し、軽く、シンプルにしたのが開発のきっかけ。本体のほか、ホイールやグリップ、サドルなどを多彩な色から好みに合わせてカスタマイズできるのも魅力の一つ。地面についた足でバランスを取りながら進むため、自然と足腰が鍛えられ、平衡感覚も養われるという。

 数年前から乗り始めたという同市宮小路2丁目の吉田千奈月ちゃん(6)と環奈ちゃん(4)、芽奈ちゃん(3)は3姉妹で県内外のレースに参加している。親子で動画投稿サイト「ユーチューブ」を見て研究しているという母の加奈子さん(31)は「レースに出るようになってから子どもたちの負けん気が強くなった」と、わが子の成長ぶりに目を細める。

 レースは2歳から出場でき、大村市では昨年2月に初めて開かれた。主催する同市協和町の自転車店、CRANKの富本星太さん(37)は「参加する子どもより大人の方が応援に夢中になっている」と話し、「ストライダーをきっかけに、自転車競技BMX(バイシクルモトクロス)やバイクポロにも興味を持ってほしい」と語る。

 ストライダーは公道で乗れないため、練習場所の確保が課題だった。昨年11月に大村ボートレース場内にBMXなどが楽しめる「エクストリーム広場」が新設されたことも競技人口拡大の追い風となっているようだ。富本さんは「県内でのレースは大村だけ。親子で楽しめるイベントなので、気軽に遊びに来てほしい」と話している。

 「第5回Kodomo to Chari」は大村ボートレース場で26日午前10時から。ストライダーの体験試乗などもできる。問い合わせはCRANK(電0957・51・6930)。




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