長崎VS佐世保<1>長崎の夜景 九十九島の絶景 楽しみ方は十人十色 – 西日本新聞



 長崎市と佐世保市。県内にありながら歴史的背景や文化、人々の気質は大きく異なる。だが、実は隠れた共通点もある。愛すべきキャラクターのチョージくん(長崎総局)とゴトーちゃん(佐世保支局)と一緒に、両市の魅力を「対決形式」で紹介する。

 長崎市の夜景と佐世保市の九十九島。おなじみの観光スポットに長崎大好きの「チョージくん」と、佐世保LOVEの「ゴトーちゃん」がそれぞれの絶景を求めて訪れた。

 長崎の街が夜に包まれると、斜面地に貼り付いたような家々に明かりがともる。やがて街並みが立体的に浮かび上がる。2012年、夜景の魅力について議論する「夜景サミット」が長崎市で開かれ、長崎はモナコと香港と並び「世界新三大夜景」に選ばれた。

チョージくん 「クルーズ船や月の光が加わるともっとロマンチックばい」

ゴトーちゃん 「迫ってくるような光の芸術と言ってよかね、これは!」

 長崎市はすり鉢状の地形のため、さまざまな方向から夜景を楽しめる。鍋冠(なべかんむり)山公園に風頭(かざがしら)公園…。市内には有名な夜景スポットが数多くあるが、稲佐山からの夜景は「1千万ドルの夜景」と評される。市によると山頂展望台には国内外から年間40万人以上が訪れるが、斜面地では空き家が増え、将来の夜景を心配する声も聞かれる。

 夜景評論家として活動する丸々もとおさん(51)は「長崎の夜景は光も素晴らしいが公園や墓地も多く、影の部分を見つめるのも面白い。あなただけの夜景の楽しみ方を見つけてみては」と提案している。

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 佐世保市街地から車で20分。展望台「展海峰」からは九十九島を見渡せる。200以上の島が近海にひしめき、密度は日本一といわれる。他にも市街地と島々を一度に眺められる「弓張岳展望台」や、360度の眺望が楽しめる「石岳展望台」など九十九島を楽しむ8カ所が有名だ。

チョージくん 「すごかぁ! まさに自然がつくりだした芸術ばいね」

ゴトーちゃん 「夕焼けもきれいかよ。いつもシャッターチャンスさ」

 魅力は上から見るだけじゃない。シーカヤックで海面から見るのもまた絶景だ。風が島で遮られるため海が穏やか。初心者もこぎやすい。30分こぐだけでも島々が表情を変え、全国から愛好家が訪れる。

 カヤックツアーを開くアウトドアショップ「フリーダム」の服部洋和さん(43)は「人工物が一切ない自然だけの風景こそがぜいたく。冬は海が澄んでいて特にきれいですよ」と話す。

 「数がたくさんある」という意味の「九十九」島。楽しみ方も数え切れない。

=2017/01/05付 西日本新聞朝刊=

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