北有馬の冬の祭りで「天正遣欧使節」役 OBが「4少年の会」発足 現役中学生支える裏方に(長崎新聞)



 長崎県南島原市北有馬町の祭り「フェスティビタス ナタリス」(実行委主催)で、天正遣欧少年使節役として中学生の時にピアノ演奏を披露した11人が「4少年の会」を発足させた。わが町の歴史を今の若者にも誇りに感じてほしいと、裏方として再び祭りに関わる。21回目の今年は初の“2代目”使節も誕生する予定で、準備にも力が入る。
 使節の少年4人は16世紀、欧州から帰国後、豊臣秀吉に西洋音楽「皇帝の歌」を披露したとされる。1997年に始まった祭りでは市立北有馬中生徒4人が、同曲をステージで演奏する大役を務めている。
 「4少年の会」は10月中旬、20~30代の町内在住者で発足。会長の中村修一さん(34)は、バンド活動をするほど音楽好きだったこともあり、中学2年の時に第1回の使節役を買って出た。これを機に「古里を思う気持ちが年々強くなった」ことから会長を引き受けた。
 12月2日の本番に向け、会員と実行委メンバーは毎週水曜の夜、祭り会場となる市立有馬小近くに集合。キリシタン文化が栄えた日野江城下でクリスマスに行われた「南蛮行列」を再現するたいまつを作ったり、町内を飾る電飾の準備などを進める。
 今年は中村さんの長男で北有馬中1年の修磨さん(13)が使節役の一人。幼いころからピアノを習っていたといい、祭り当日は父同様、少年使節の姿を再現した衣装でステージに上がる。
 中村さんは「自分たちも当時、良い経験をさせてもらった。大人になった今、地域へ少しでも恩返しできれば」と話している。

長崎新聞社



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