五島・玉之浦に3Dアート 豪在住のキスラーさん 特養施設屋上に描く(長崎新聞)



 立体的な絵画を描く3Dアーティストとして世界的に活動するオーストラリア在住のルーディ・キスラーさん(40)が、五島市玉之浦町の特別養護老人ホーム「ゆうゆうの里」の屋上で自身最大規模となる作品を手掛けている。施設職員やIターン者、子どもたちと一緒に作業し、今週末にも完成予定。観光地の大瀬埼灯台にも近く、町の新たな名所にする狙いだ。

 米国出身のキスラーさんは約10年前から3Dアートに没頭。シドニーの大学院時代に知り合った妻の本田小夏さん(33)と制作活動しており、チョークで路上や壁に描く作品が写真映えすると話題を呼んでいる。日本でも大手企業のCM製作に携わり、今年夏には東京で国内初の個展も開いた。

 今回は、本田さんの父と関係があった「ゆうゆうの里」施設長、門原淳一さん(46)が町おこしの一環で企画。キスラーさんは5日に来島後、町内の空き家で生活しながら2300平方メートルほどの施設屋上の全面にペンキで絵を描いている。

 テーマは「池」。大瀬崎の山の中腹からも見下ろすことができ、周囲の自然の中に、池の青や水草の緑、池を泳ぐコイなどが浮かび上がるような作品に仕上げていくという。

 キスラーさんは「今までで一番大きな作品になる。町の風景に合わせた楽しいものにしたい」、門原さんは「少子高齢化が進む限界集落。行動を起こさないと何も変わらない。将来に町をつなげたいという思いが伝われば」と話している。

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