全国和牛共進会で県勢健闘 「長崎和牛」の質の高さ証明(長崎新聞)



 11日に閉幕した「第11回全国和牛能力共進会」(仙台市)で、県勢は、種牛と肉牛を総合的に評価する花形部門の7区に本県オリジナルの種牛「金太郎3(さん)」の子世代を初めて出品し、同区の総合4位に当たる優等賞4席を受賞した。特に肉牛は脂肪分の「さし」のきめ細かさなどが高く評価され、特別賞「交雑脂肪の形状賞」も受賞。「長崎和牛」の質の高さを改めて全国に証明した。

 7区は、同じ父親を持つ種牛4頭と肉牛3頭を総合的に評価する部門で、改良の成果が試されるため、各産地は力を入れている。本県代表牛は平戸、大村、壱岐各市と東彼川棚町から出品。県や農協の担当者が昨年4月から小まめに成育状況を確認し、農家間の情報共有も密にしたという。

 このうち肉牛は、肉のうま味に関わるオレイン酸の高さや、枝肉の形状、色も高く評価され、7区全体の2位につけた。種牛も6位となり、全体の好成績につながった。肉牛出品者の一人、北嶋光昭さん(75)=大村市=は「支えてくれた多くの関係者のおかげ。子牛の生産から肥育まで本県のレベルが一流であることを証明できた。今後さらに全国から注目されるだろう」と喜びを語った。

 全9区の結果を見渡すと、本県で開催された前回大会では全9区で上位入賞に当たる「優等賞」を受賞。各区のトップの牛の中からさらに種牛、肉牛の1番を選ぶ最高賞の内閣総理大臣賞も肉牛で受賞した。これに対し、今大会は計6区で優等賞、計3区でそれに次ぐ1等賞を受賞。日本一に当たる内閣総理大臣賞には届かなかった。

 全国和牛能力共進会「長崎和牛」推進協議会の川崎裕司会長(62)は「全国のレベルは確実に上がっている。ただ、今大会でも肉牛が高い評価を受けたことで、日本一を取った前回大会に続いて、肉質の良さをアピールできたと思う」と話した。

 【編注】川崎の崎は、大が立つの下の横棒なし

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